説話:ブッダの育児論(仏教における子育てのポイント:「悪い性格の人と付き合わない」)

仏教の古い経典群の中に「吉祥経」と題する、私たちに、幸せとは何かを示すお経があります。
その中に、子供に教えるべきポイントが記述されています。その一つが「悪い性格の人と付き合わない」です。
子供は周りの人から強い影響を受けて育ちます。たとえば親が、「日本語も英語も話していると子供も日本語も英語も話せるようになります。」「乱暴な言葉を使っていると子供も乱暴な言葉を使うようになります。」子供は『真似の名人』なのです。なんでも真似るのですから、悪いことは真似しないように良い環境を与えることが大切です。
たとえ自分がだらしない性格でも、子供が生まれたら、正しく生きる人間にならなくてはいけません。話をするときも、ご飯を食べるときも、何をするときもよく気をつけること。それは子供のためだけでなく、自分のためにもなります。
親も正しく変わる努力が重要です。
Reference:「アルボムッレ・スマナサーラ師(スリランカ出身の僧侶)講義資料(ブッダの育児論)より抜粋し編集」
eお坊さんねっと 説話集より