説話:人が為すべき事(範を示す)

自分を正しく管理できる人間になること。いわゆる感情に左右されないことです。ちょっとしたことですぐにカッとなる。カッとなると自制心を失い、何をするかわからないのです。
最近の日本では、無差別に人を刺したり殺したりという事件が多発しています。自分の一時的な感情のために、公園で寝ている人をいきなり殴ったとか、通行人を刺したとか、仕事帰りの人を狙って暴力を振るうとか、ストーカの挙句の果てに――。
感情を抑制できず、すぐにカッとなることは大変危険です。取り返しがつかない罪を犯して、一生を棒に振ることにもなります。そんなことにならないよう自己が管理できる人間になることです。
その為には、まず、大人が範を示すことです。特に、公職にある人は後ろ指を指されることのない振る舞や姿勢であることが重要です。法律に抵触していないから問題ないというような感覚ではいけません!!
Reference:「アルボムッレ・スマナサーラ師(スリランカ出身の僧侶)講義資料(ブッダの育児論)より抜粋し編集」
eお坊さんねっと 説話集より