説話:人が為すべきこと(言葉)

言葉は重要なコミュニケーションツールです。聞く人に理解できるように聴き手に合った内容にして、言葉を選び(管理し)、歯切れよく明確な発音で話すことが大事です。
言葉をちょっと間違えただけで大問題が起こることがあります。何気なく発した一言が、相手のプライドを傷つけたり辱めたりということがよくあるものです。
言葉には細心の注意を払うべきです。『口は災いのもと』という諺があります。口からは、トラブルが生まれ、最悪の場合、戦いをも引き起こしかねないのです。
身近な生活では、子供には親の言うことをあまり聞きたがらない時期があります。なぜでしょうか?
それは親が同じことを何度も何度も繰り返して言うことになると、子供が言葉をノイズとして捉えるだけになって、無意識のうちに拒絶反応を示すからです。親は、ガミガミ、ダラダラでは無く、大事なことをきちんと話すように心がける事が大切です。そうすればやがて子供も親の話に耳を傾けるようになるでしょう。言葉の使い方は大切です。
Reference:「アルボムッレ・スマナサーラ師(スリランカ出身の僧侶)講義資料より抜粋し編集」
eお坊さんねっと 説話集より