説話:ブッダの育児論(親の仕事は子供の人格を形成すること)

世の中には道徳や倫理、秩序というものがあります。
子供が悪いことをしたら親は冷静に、「なるほど、うちの子が悪い」と認めることは大事なことです。
慈しみがあれば子供に対して、「あなたが悪いことをしたことは君の責任ですよ。いつまでも親に守ってもらえると思ったら、それは大間違いです。君は世の中の道徳を自分で理解して行動しなくてはいけないんだよ」と。
そうすれば、子供には「申しわけない」という暗い気持ちではなく、「ありがたい」という感謝の念が生まれます。
親の仕事は「子供の人格を形成すること」です。
正しい子育ての秘訣は、『慈しみをもって育てる』ということでしょう。
Reference:「アルボムッレ・スマナサーラ師(スリランカ出身の僧侶)講義資料より抜粋し編集」
eお坊さんねっと 説話集より