説話:僧侶の呼び方

宗派に関係なく「住職」、「おしょう」などと呼ぶのが無難です。
「上人」、「「旦那」、「方丈(お釈迦様の弟子であった維摩居士(ゆいまこじ)の居室が一丈四方(四錠半くらい)の室であったことから、そこに住まっている人という意味から来ています)」、などと呼ぶ宗派や地域などがあります。
また、「和尚」は「おしょう」、「わじょう」、「かしょう」などとも読みます。そのほか、「ご院家(いんげ)」、「ご縁(えん)」などとも呼びます。このように規則きまりはありません。宗派や地域の慣習でも異なります。
尊称として使われていると理解すればいいでしょう(坊主、生臭などとも呼ばれますが)。及び、寺院関係で使用される僧位の名称(呼称)は、八六四年に、「法橋上人位(ほうきょう しょうにん い)」(律師)、「法眼和上位(ほうげん わじょう い)」(僧都)、「法印大和尚位(ほういん だいおしょう い)」(僧正)、の僧位三階が制定され使われてきました。1873年(明治六年)に廃止されましたが、廃止後も各宗派などで使用されています。
eお坊さんねっと 説話集より