説話:品質の基本は安全安心

品質が良いとか悪いとか、品質を上げるとか、確保するとか、強化するとか言ったりしますが、認識の程度については甚だ疑問です。一般的な解釈は品質とは、「ものやサービスの悪さ具合」とか、「要求を満たしている程度」などを示す尺度です。
安ければいいだろうという感覚が提供側、顧客側(利用者、使用者)双方に浸透(蔓延)しているとすると、安くするために手抜きが行われているのではないか、安全安心に?マークが付きます。
ただ、無駄な機能(事や物など)を省いたり、戦略的に機能を落とすことは手ぬきにはあたらないのでどんどんやっていただきたい。但し、命に関わる「事や物など」については過剰と思われるくらい品質(安全安心)にはより注意し徹底してほしい。しかし、品質を担保するには相応の費用がかかるのは当然と理解することも必要です。
品質を評価するのは最終的には顧客となるが、提供側が顧客になった場合、安全であり安心できると思えるかどうか、“安かろう、悪かろう”では意味がない。品質の基本は安全安心であるべき。かつて日本は、品質第一主義で復興してきたことを思い起こすべき。
eお坊さんねっと 説話集より