管理者になる部下へ説いた「法演の四戒」

中国宋の時代、禅宗の高僧「法演和尚(ほうえんおしょう、〜1104年)」の弟子の一人が、ある寺を任されることになった時、師匠である法演が与えた四戒を、「法演の四戒(ほうえんのしかい)」と言います。
・勢不可使尽:勢い、使い尽(つ)くすべからず
・福不可受尽:福、受け尽(つ)くすべからず
・規矩不可行尽:規矩(きく)、行ない尽(つ)くすべからず
・好語不可説尽:好語(こうご)、説き尽(つ)くすべからず
これらは、“戒(かい)”ですから、師匠(上司)が新しく管理者になる部下への教育(「戒(いましめ)」)です。
それぞれの時代により捉え方があるようです。
『東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」』より抜粋編集