除夜の鐘

除夜とは除日(じょじつ:1年の最後の日、つまり大晦日)の夜のことで、除には古いものを捨てて新しいものに移るという意味があります。
仏教では、人には百八つの煩悩(欲望、怒り、執着、・・・)があるとされていて、その煩悩を祓うために鐘「梵鐘(ぼんしょう)といいます」をつく回数を百八回としていますが、これにも諸説あり、百八という数値は沢山という意味で、沢山鐘をつくという捉え方もあります。
つく前には鐘に向かって合掌、12月31日中に107回、新しい年(1月1日)に1回というのが一般的です。
<参考:ほとんどの鐘には、回りに突起(「乳(ち)」)が(百八つ)あり、銘の部分には功徳(梵鐘の力)が記載されています。>良いお年を!!
eお坊さんねっと 説話集より