説話(毒舌)

どこの世界にも叱ることは知っていても褒めることを知らない(行わない)人が居るものです。
「君は何をやらせても中途半端でまともにできないじゃないか、どういった教育を受けてきたのか」などのように言う上司は居ませんか?ここまで言わなくてもという思いをしたことがある人も少なくないと思います。
こんな上司を持った部下は気の毒そのものです。「舌」には言葉という意味があります。したがって「毒舌」というのは今にも毒を出すかと思われるような皮肉めいた意地悪な言葉(悪口)のことを言います。
最近では、「ほめて育てよう」とか「ほめて伸ばそう」などが流行っていて、結果、入社して上司から叱られると、親にも怒られたことがないのにと言って出社拒否なんていうことがある現代です。
とはいっても毒舌はやりすぎにしても多少の刺激は必要でしょう。両極端ではなくて、ほどほどにです。
eお坊さんねっと 説話集より