説話:六波羅蜜(ろくはらみつ)

仏教において、菩薩は悟りを得るためにいろいろな修行をします。
その一つに「六波羅蜜」があります。これは6種類の実践すべき徳目のことで、
①布施波羅蜜(与えること)、法施(真理を教えること)、無畏施(恐怖を除き安心を与えること)。
持戒波羅蜜(戒律を守ること)。
③忍辱波羅蜜(苦難に堪え忍ぶこと、あるいは怒りを捨てること)。
④精進波羅蜜(真実の道をたゆまず実践し、努力すること)。
⑤禅定波羅蜜(精神を統一し、安定させること)。
智慧(般若)波羅蜜(①〜⑤の5つを実践することにより真理を見極める智慧を得ること)。
です。
どれひとつとっても実践するのは非常に難しいですが、わかっていてもなかなかできないことを、一つでも実践できるように日々心掛けていきたいものです。
eお坊さんねっと 説話集より