説話(共生とは)

文字通り「自分以外のものと共に生きる」です。
『山川草木国土悉皆成仏』全てのものは仏の現われであると仏教では考えられています。一つ一つのものは掛替えのない存在で、一つ一つのものが組み合わされると、より掛替えのないものとなります。例えば植物と蜜蜂の関係はだれもが知っている共生です。
今は成立していなくても、将来、有益な共生が成立する可能性は全ての分野において有り得ます。この可能性を後世に残すためにも全ての分野での多様性を存続させることは大切です。
共生は容易く行える事ではありませんが、一プラス一が二以上になる経済効果も有ります。
eお坊さんねっと 説話集より
参考:「天台宗法話集より抜粋・編集