説話(食事の変遷:縄文時代)

お釈迦さま(仏教の開祖)は食について「食は、肉体を維持するためのものです。修行の支えになると共に、空腹の苦を無くします。しかし満腹の苦を起こしてはいけないのです。食によって過ちを犯さず穏やかに過ごせますように。」と説いています。
この食についての歴史を少し紐解いてみます。今回は、「縄文時代の食」です。
縄文時代は、住居は竪穴住居で、気候は暖かく食べられる植物や魚介類は豊富であったようです。従って人々は四季折々の豊かな自然の恵みを手に入れることが出来ました。及び、この時代では狩猟、採集のほかに一定の植物を育てる技術(農耕)が始まっていたと考えられています。
又、土器を使って食べ物を煮てやわらかくしたり、蓄えたりもしていたようです。
春の季節の食事の例ですが、笹蒸し、ヤマイモのしる粉、若菜スープ、シチュー、みつ煮、その他クッキーやゼリー・アラモードまでが食卓に登場していたそうです。』
恐らくこの時代、汚染などという言葉すらなかったでしょう。
「IT坊主の無駄方便」/eお坊さんねっと 説話集より  参考:日本の歴史(学研)