説話(春の彼岸)

『彼岸は季節の区切り太陽が真東から昇り真西に沈みます。中日前後3日の計7日間です。
春の彼岸:先祖に感謝し供養する法要で、自然をたたえ生物を慈しみ亡くなった人を偲びます。「国民の祝日に関する法律」より
<参考>秋の彼岸:先祖に感謝し供養する法要で、祖先を敬い亡くなった人を偲びます。』
今年もお墓参り(岐阜県海津市)に行ってきました。折しも故郷(生まれは養老町)は、「養老改元千三百年祭」で賑わいです。奈良時代の七一七年に元正天皇女性天皇)の命によって元号が「養老」へ改められてから今年で千三百年を迎えた祝いです。(十二月二十三日まで開催)
元正天皇が七一七年に行幸(ぎょうこう:天皇が外出すること)した際、老いを養う若返りの効果があった当地の美泉に感激して改元したとの説があります。ここには、滝の水が酒に変わったという「養老孝子伝説」があります。この民話に登場するのが養老の滝です。養老町(当時、美濃の国の一地域)は元号の養老から名前を取っています。
<参考>養老の滝とその周辺:岐阜県こどもの国、テニスコート、キャンプセンター、ゴルフ場、養老天命反転地などその他日本の滝百選に選ばれている「養老の滝」を中心に、散策路が整備されています。
「IT坊主の無駄方便」/eお坊さんねっと 説話集より