情報セキュリティ(生体認証とは?)

生体認証(バイオメトリクス認証)とは、IDとパスワードの代わりに、身体的または行動的特徴を用いて個人を識別し認証する仕組(技術)です。 生体認証に用いられる身体的な特徴として指紋、顔、静脈、虹彩(瞳孔周辺の渦巻き状の文様)などが、行動的特徴としては声紋(音声)などがあります。
生体認証は、パスワードの記憶やICカードの管理が不要なため利便性が高く、また、記憶忘れや紛失によるトラブルもないという長所があります。 その一方で、生体認証の種類によっては、
・安定性の課題:人の成長、老化などによる身体的特徴の変化によって、認証が正しく行われない
・秘匿性の課題:サインなどの行動的特徴を盗み見られてなりすまされる
・識別性能の課題:双子など身体的特徴が似ている人を誤認識する
・認証情報の変更の課題:パスワードやICカードと異なり身体的特徴は、意図的に変更できない
などの課題があります。(最近、これらの課題に対策を施した製品も出てきています。)
出典: 総務省『国民のための情報セキュリティサイト』
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/privacy/01-2.html)をもとに編集
マキコーポレーション「公認情報セキュリティマネージャー(CISM)」システムノーティスより