日本語あれこれ(呉服)

現代の若い女性は成人式などで着るくらいで和服とはあまり縁がない。
『和服』という言い方は、洋服でない和風の服のことをいう。これは理解できるにしても『呉服』とはどんな服?と聞かれても、はて?となるのではないでしょうか。
『呉服』とは古代中国の呉(ご)の国から織物の技術者を招いて着物を織ったことに始まるようです。その当時は「くれはおり」と呼んでいたのですが、「呉の国の服」であるからして『呉服』となったようです。
ちなみに、もともと『呉服屋』さんには着物は置いてありませんでした。「反物」が置いてあるのが『呉服屋』だったのです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集