説話「覚悟(かくご)」

一般的に「覚悟」といえば、あらかじめ心構えをすることや、心の用意(準備)をするという意味で使われます。また、「覚悟しろ」などという使われ方をする場合は、あきらめることや観念することです。
この言葉元々は仏教由来の言葉で、そもそも「覚悟」は眠りからさめること或いは目がさめていることを意味するものです。
「覚」も「悟」も『さとり』という意味合いをもっていますから、迷いを去り、真理を得、さとりの知恵を得ることなのです。しかし、今では本来の意味合いとして使われることはほとんどなくなっています。
「IT坊主の無駄方便」/eお坊さんねっと 説話集より
参考「楽しい仏教用語」(http://www.terakoya.com/yougo/b_yougo.html)より引用&編集