日本語あれこれ「手薬煉(てぐすね)を引く」

今日の試合には必ず勝つと信じて、相手が到着するのを「手薬煉を引いて」チーム全員が待っている。などというような使い方がされます。
薬煉(くすね)とは松ヤニを油で煮て練り混ぜたもので、弓に塗って弦を強くしたり、手にも塗って手を保護するときに使われるものです。こういった使われ方をするところから準備万端整えて待ち構えることを「手薬煉を引く」いうようになったようです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集