日本語あれこれ「痛くもない腹を探られる」

子どもが“おなかが痛い”と訴えれば親は“ここ?こっち?”と尋ねながら子どもの腹を探ります。この辺かな、こっちかなと腹をさすったりもします。医師の触診と同じ所作で、素人ながらにもどこが痛いのかを探そうとします。
そのような情景から生まれたのがこの言葉で、やがて、何も悪いことをしていないのに迷惑なことをされるという意味合いで疑いをかけられることを指して言うようになったようです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集