日本語あれこれ「はめをはずす」

この表現、例えばお酒を飲んでいて、ついつい興に乗って「はめ」を外し、人に絡む、喧嘩をして暴れだし手が付けられなくなる。正に暴れ馬と同じです。
馬の口には、暴れないように轡(くつわ)というものが付けてあります。轡(くつわ)には、はみ(馬銜)という道具が取り付けてあり、特にこの「はみ」が外れると馬は暴れだすようです。
人が酔っ払って暴れだし手が付けられない状態と、「はみ」が外れて暴れだす馬の様子が似ているということから“はみをはずす”という表現となり、やがて「はめをはずす」に変化したとも言われているようです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集