先輩からの贈り物「聞き上手と話し上手」

今までに多くの先輩(先人)から姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。一部ですがおすそ分けです。
『立て板に水が流れるように、よどみなく喋るから話し上手かというとそうではありません。こういった人のことは一般的には単なるおしゃべりなのです。プロといわれる人(例えばアナウンサーなど)に云わせると、話し上手というのは、無駄が無く、要領を得たテンポの良い明快な話し方をする人で、相手の気持ちを考え、自分の話ばかりに夢中にならず、相手にも充分喋らせる。相手が六分、自分が四分位の割合が丁度いいようです。相手が話しやすいように同感を示したり新しい話題を提供しながら会話の出来る人なのです。話し上手な人は聞き上手な人と云われる所以はこういうことからでしょう。』
「話し方の知恵」薯:酒井広(日東書院)を参考&編集
快栄寺(eお坊さんねっと)「IT坊主の無駄方便」集より