日本語あれこれ「人の“差し金”」

世の中には表に出てこない大物といわれる人(黒幕ともいう)が居るようです。真意は定かではありませんが、そのような黒幕の「差し金」で動いている人がいるかもしれません。こういった人は指示されたままに動くことになります。実は、「差し金」は歌舞伎の小道具のひとつで、例えば、蝶がヒラヒラ飛ぶ場面では「差し金」という金属の棒の先に蝶をつけて影で「差し金」で操ってヒラヒラと空を舞わせるそうです。この様子から見物人には見えないように影で何かを操ることを「差し金」というようになったようです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集