モニタリング

モニタリング(監視活動)とは、「内部統制の実施基準(意見書)」によれば、「内部統制の有効性を継続的に監視及び評価するプロセス(日常運用点検、独立部署監査)」となっています。
硬く実施しようとすると時間と費用がかなり要するといって簡易に実施(例えば、「チェックリストを作成してチェックすればいい」)ということになっているとすると、これだけではNG。
モニタリングの原点は、「TQC」にあると捉えて、基本は、①目標を決める(極力数値化) ②現状の整理・整頓を行う ③目標と現状の差異を浮き上がらせる ④原因を探り、行動可能な対応策を決める ⑤人を割り当てた工程表にし、実行する というステップが必要です。
全体ステップを通して、「見える化する」がポイントです。
“ごめんなさい”では済まない事故・事件に発展する前に、日ごろの点検を通して、安全、安心、リスクの顕在化と予防・対策などを行い未然防止に繋げることです。
著書:「プロジェクト運営のための知識の部品箱」より