こういう場合には!(香典の金額)

香典の金額は、親しさの程度によるものなで一概には言えませんが「四」「六」「九」を避けると無難です(「死」や「無」「亡」「苦」を連想させるからだと言われています)が、周りのバランスもあると思います。
大体、暗黙の了解で決まっている場合が多いようです。企業内で共済会などがあり、そちらのほうから出すというところもあるようです。
また、「不祝儀には新札を使ってはいけない」といわれていますが、これは、前から用意していたような印象を与えるのでふさわしくないと考えるためです。しかし使い古したお札を入れるのも気が引けます。そんなときは、新札でもかまいません。お札に折り目をつけてから入れます。
香典は、「ふくさ」に包んで持参するのが正式なマナーです。「ふくさ」はグレーなど不祝儀用のものを使います。「ふくさ」に香典を包むときは、右側、下側、上側、左側の順です。爪のあるものは留めます。
受付で香典を渡すときは、「ふくさ」を手早くたたんで手前に置き、香典の向きを変えて差し出します。「ふくさ」ごと渡してはいけません。渡した「ふくさ」を返してもらうことが「不幸を返す」ことにつながるとして、縁起が悪いと言われています。よくないと思われていることは行わないのが懸命です。
「IT坊主」の説話集より