しゅうかつ(修活)

ここで云う“しゅうかつ”は、人生の「エンディングを考えることを通じて」や「終末を迎えるにあたって」活動を行うことではありません。 “今の自分自身の状態を基点”として、「夢をもって」・「目標を立て」・「将来をあれこれ考え」『生きがいを持つこと、そのためには今を大切にすること』です。
日本には、人身向上を目指した表現として「修学」「修身」「修道」「修業」「修養」という言葉が、手を加えてなおすことを「修正」「修繕」、関係をうまく保つことを「「修好」、「修行」「修法(しゅほう・ずほう)」「専修(せんじゅ)」 などは学業や仏道をおさめる言葉として使われます。
これらの言葉が代表するように「修」には“向上する、よくする」などの意味合いがあります。いずれも前向きな意味合いが込められた言葉です。人が人生を修める(生きること)ことを、「修生(しゅうせい)」と表現するならば、その行い(活動)は、「修生活動(修活:しゅうかつ)」です。俗に言われている「就活」も「婚活」も「○○活動」も含まれます。つまり人生を通しての活動がしゅうかつ(修活)です。
気がついた、思い立ったときから、未来(あした)に向けての新しい自分が始まります。但し、延長線上に終焉があるのは万人共通です。あなたは、自分の人生のデザイナーであり、マネジャーであり、プレイヤーです。
eお坊さんねっと 近代説話集より