今が大事

大事件や災害、災難、危機などの大変な状況に遭って、それが命に関わることであったとすると、それは究極の緊急事態です。今、将来に起きる(発生する)可能性のある事柄を想定する事は大切な事です。それが緊急事態に関わることであるとすると尚更です。
将来起こるかどうか判らないリスク(起こる可能性のあること)や脅威のことを捉えて、起こったときの対応をあれこれ考えることも必要でしょうが、その前に緊急事態を起こさせないよう、今行なうべき判断や決断に間違いはないか、今行なうべき手立て(行動)に手抜きはないか、備えに漏れはないかなどを優先すべきです。
基本は、リスクを先送りしない事、後々の人にリスクを負わせない事です。
今、将来(未来)に向けて間違った「判断」や「決断」を行うとすると、それは最大の一大事です。
「蟻の一穴」ということわざがあります。人が脅威を作りこんでいることがあるとすると、それこそ一大事。作りこませない(発生させない)ようにすることが大事です。「前のめりにならず、念には念をいれよ」です。
『東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」』より抜粋編集