「東京IT新聞」“IT坊主の無駄方便”、今回(第22回)は、一般的によく使う「有象無象(うぞうむぞう)」という言葉についてです。

有象無象の「象」は、「かたち」のことで、形の有るものと無いもの、すなわち、ありとあらゆるものを指します。このことわざの一般的な解釈は、「数は多いが種々雑多なもの、ろくでもないものなど」となっており、使い方は要注意です。
しかし、由来はお釈迦さまが使った「有相無相」(うそうむそう)という仏教用語で「形の有るもの無いものすべてのあらゆる存在」。つまり、森羅万象(しんらばんしょう)を意味しており、本来は悪い意味ではなかったのですが、いつの間にか「相」が「象」に変わり、意味合いも“おおぜいの者、烏合(うごう)の衆”などという使われ方になったのです。
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