アイコンタクトは言葉のひとつ

競技会や発表会などで我が子の活躍をビデオカメラなどで撮る親の姿は現代では一般的です。子供たちも親の前ではがんばります。 例えば、かけっこでゴールしたとき真っ先に子供の目線はどこに行くかといいうと、おそらく親の顔(眼)でしょう。しかし、親の顔を見ようとしたら、レンズだった、という場合の子供の表情はどうでしょうか。
無機質なレンズでは返事(コンタクト)をしてくれません。素の顔で我が子とのアイコンタクトは微笑ましいスキンシップです。目で合図(目配せなど)を送って意思の疎通を図ることは、声を出さずにコミュニケーションする最も基本的な手段の一つとされています。
また、スポーツの競技によっては、相手の目を睨みつけて威嚇したり、自らの気持ちを高揚・奮起させるため睨み合ったりする強い意識を持ったコンタクト(眼力による戦い)でもあります。「眼は心の窓」とか「眼は口ほどにものを言う」ということわざのように、眼は使い方によっては、言葉では表現できない“ことば”を発したり、気持ちを伝えたり(コンタクト)することができ、言葉では表現できない“ことば”を発します
『東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」』より抜粋編集