ITノーティス:工程とは

プロジェクトの進行途中で状況(外的、内的原因を問わず)により工程変更を余儀なくされることが多々ありますが、当初作成した工程にはそれなりの意味があり重いものです。工程表は計画書そのものなのです。
変更することにより関係者に多大な迷惑をかけることにもなるが、計画変更せざるを得ない場合には、次のことなどに注意を払うべし。
・改定履歴を残して変更すること。(後々での検証のため)
・改定前の工程表上で計画していた(承認されていた)ことが漏れなく改定後の工程表に取り込まれているか、各イベントの関連やポイント(時期など)の整合性が保たれているか、などの確認や判断を行なうこと。
・見直しを行った場合、見直した時点では大体オンスケジュールになっているものです。これでひとまず安心はとんでもない。何らかの変化点や問題があるから変更するのであって、以降、再度の工程見直しを発生させないよう、より綿密な管理を行なうこと。
・変更によって、以降の作業に影響(変化)がないかをよく判断すること。
大体の場合、変更により無駄な原価(費用)が発生します。”度重なる変更は信用されないことを肝に命じるべし!!”です。
「プロジェクト運営のための知識の部品箱」(文芸社)より