ビジネスノーティス:顧客との連携

通常プロジェクトは顧客と共同で仕事を進めるのが一般的です。
契約書には“顧客分”と“受託分”を明記して締結してもプロジェクト遂行上きれいに線引き出来ないことが発生します。こういった事象が発生した場合、“私たちは知りません”などという対応をして“ギクシャク”した関係を作ってはプロジェクトが円滑に進むことにはなりません。
こういった事象が発生した場合には、個別(個人)対応とせず、公式な場(検討会議など)において、顧客からの問題点をよく聞き「こういう方法がありますよ」とか「こんな事例がありますよ」などの助言をしたりして、共通認識を持って共同で進めていくという環境の醸成が必要です。
プロジェクトは、自社単独でのものではなく顧客との一体感を持って運営していくものと考えます。但し、馴れ合いにはお互い注意します。“けじめ”はきちんとしましょう。
著書:「プロジェクト運営のための知識の部品箱」(文芸社)より