説話(食事の変遷:江戸時代)

お釈迦さま(仏教の開祖)は食について「食は、肉体を維持するためのものです。修行の支えになると共に、空腹の苦を無くします。しかし満腹の苦を起こしてはいけないのです。食によって過ちを犯さず穏やかに過ごせますように。」と説いています。
この食についての歴史を少し紐解いてみます。今回は、「江戸時代の食」です。
『江戸時代より前は、朝と夕の一日2回の食事が普通でしたが、江戸時代に入ると昼にも食事をするようになったのです。3食の中でも夕食が一番豪勢だったのですが、それでも一汁一菜に煮物や焼き魚が付く程度だったのです。江戸の町にはさまざまな食べ物の屋台が出て手軽に買って食べていたのです。
さまざまな食事の例、町の普段の食事及び旅籠(旅館)の食事「ご飯、焼き魚、漬物、味噌汁」、この時代はそば屋の屋台が有名で中でも二八そば(うどん粉二割、そば粉八割)が有名です。及び、てんぷら、にぎりずし、うなぎのかば焼きなどの屋台がありました。』
現代に引き継がれているものが多くあります。
「IT坊主の無駄方便」/eお坊さんねっと 説話集より  参考:日本の歴史(学研)