日本語あれこれ(アバター)

これを日本語かというと微妙です。「アバター」と聞けば3D映画の先駆けともいうべき2009年のアメリカ映画を連想する人が多いのではと思います。その後今やWebなどで自分の分身となるキャラクターのことをアバターと称していて立派な(?)日本語に定着しているかもです。
既にご存知の方も多く居ると思いますが、このアバターというのはサンスクリット語(インドの古典言語で仏教の多くの経典がサンスクリット語で記述されています)の「アバターラ」が語源で神や仏の「化身」という意味がある仏教用語です。
お釈迦さま(仏教の開祖)はこの世に現れた生身のアバターだったという一説もあるようで、現在私たちの住む世界と真とするとアバターは「この世に現れた神仏の化身」であるという説もあるらしい。
現実を見てみると今やICT技術の進歩・発展・発達の成果として、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)技術とアバター技術の融合も現実となり新しい世界を覗いたり体験ができるところまで進歩している。古いと思われる考えかたが実は新しい発想のヒントであるかも知れないという時代にある現代です。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より