日本語あれこれ「時雨(しぐれ)」

「雨が少し降り、止み、そしてまた降るというように一時的に降ったり止んだりすること」です。
この降り方の状態から、時雨が降る天候に変わることを時雨れる(しぐれる)ともいいます。
季節的には、主に秋から冬にかけて通り雨のように降る雨のことを言いますが、この「時雨」という言葉にはいろんな顔があります。晴れていたかと思うと急に降りだし、やんだかと思うとまた降りだすという状態は同じですが。
頭に春が付くと春時雨(はるしぐれ):文字通り春になって降る時雨、青が付くと青時雨(あおしぐれ):青葉若葉のころの時雨のような通り雨、秋が付くと秋時雨(あきしぐれ):秋に降る時雨
等があり俳句の季語としても用いられることがあります。
そもそもの「時雨」意味合いは、「ほどよいときに降る雨」です。しかしながら近年の雨の降り方は尋常ではありません。50年に一度の大雨で、結果〇〇年に一度の△△災害が発生したとか表現されるように半端でないことが起こっています。これら、人が寄ってたかって環境を破壊しているのが要因でしょうか。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より