説話「冗談(じょうだん)」

「あの人は、よく冗談をとばす。」とか、「冗談はよしてください。」などという言葉は、一般に、ふざけた話し、滑稽(こっけい)な言葉とか、時にはユーモアのある会話などの意味に使われています。
「冗談半分」というと、まじめな話とおどけた話が、半ばまじっていることです。
仏教では、仏道の修行に関係のない無用な対話を冗談といいます。
『冗』には、無駄、不要、余っているあまっているという意味合いがありますから本論ではない無駄話という意味になります。やがてこの言葉は仏道修行以外の場でも用いられるようになり、現在のような日常語になっていったようです。
「IT坊主の無駄方便」/eお坊さんねっと 説話集より
参考「楽しい仏教用語」(http://www.terakoya.com/yougo/b_yougo.html)より引用&編集