日本語あれこれ「男寡(やもの)に蛆(うじ)がわき、女寡に花が咲く」

まず、寡(やもめ)ですが、この意味合いには諸説あります。元々は女性に対して用いられていたようですが近年では性別を問わず、配偶者の死により独身となった人のことを指すのに用いられるようになっています。
このことを前提にした「おとこやもめにうじがわき、おんなやもめにはながさく」の意味合いは概ね次のようです。
『奥さんを亡くして一人暮らしになった男性には生活の世話をしてくれる人が居なくなり、身の回りや生活環境が汚れて不潔になりがちです。逆に夫を亡くした女性は自分のことに時間を掛けられるようになって、一人暮らしをしていても身奇麗な生活をし、男たちからも注目されることも多く花が咲いたように華やかで元気になる。』
反論、ご意見も多々あるかとは思いますが、「当たらずと雖も(いえども)遠からず」といったところでしょうか。しかし近年では、お相手探しを積極的に行い新たな生活をという方(男女問わず)が増えている傾向にあるようです。(結婚相談室を運営していての実感です)