日本語あれこれ(日本晴れ)

「一点の雲もなく晴れわたった空。心が晴れ晴れとしていること。心にわだかまりなどがまったくないこと。」ことであり清々しい気持ちなどを表現する言葉とされています。
言葉の由来にはさまざまあるようで、そのうち一つが、江戸時代の流行語のひとつとされている“日本一”です。これは現代でも意味合いは同じで、大きいもの、強いもの、豪勢なものを、「立派だ。最上だ。」などとはやし立てる言葉です。これらの意味合いから、よい天気の日(最上の晴天)のことを「日本晴れ」と使っていたことが語源のようです。
この「日本晴れ」という表現は、季節を問わず使ってもおかしくない表現ですが、そのように感じる日がどのくらいあるか?と思う近年です。世界的な環境破壊が原因なのか、大きな地球規模での流れ(変化)なのか定かではありませんが、気候に大きな変化が起きていることは現実です。
江戸時代には、日本晴れといえる清々しい日々が多くあったでしょう。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より